シロアリの好む環境を知ろう!被害に遭いやすい家の特徴をご紹介
シロアリの対策をしていますか?シロアリが住宅に被害を与えることがあると知っている人は多いかもしれませんが、実際に予防を行っている家は少ないかと思います。築年数が経つごとにけい今回は、シロアリの好む環境や被害に遭いやすい家の特徴をご紹介します。シロアリのことを少しでも理解していただき、大切な住宅をできる限り永く維持できるように環境を整えましょう。必要に応じて専門家へ依頼することも検討していただければと思います。
目次
シロアリが好む環境はどんな場所?
シロアリが好む環境はどんな場所でしょうか?あなたのお住まいが当てはまるかどうか確認し、シロアリが嫌う環境になるよう改善しましょう。
湿気があり、ジメジメした場所
乾燥に弱い性質があり、湿った木材や土壌を好みます。
暗い場所
光のある場所は乾燥する傾向にあります。シロアリは乾燥に弱く、身を守るために暗い場所を好みます。
暖かい場所
シロアリは寒い場所は苦手です。日本で広範囲に生息している「ヤマトシロアリ」でも北海道の一部エリアや標高の高い山岳エリアでは生息していないとされています。
食べ物がある場所
木材を主食とします。特に柔らかい木材や腐食している木材をを好みます。
シロアリの被害に遭いやすい家の特徴7選
シロアリ被害を受けた家には共通点がある場合が多くあります。これから紹介する特徴に当てはまる場合は、シロアリ被害を受けやすい傾向にあります。必要に応じて改善や点検を依頼しましょう。
家の周辺で、古材や木箱などを地面に直接置いている
木製の箱や棚、古い建築資材などを地面に直接置くことで、シロアリにとっては「食べ物がある」「暗い場所」「ジメジメした場所」が確保されます。
木の杭をつかっている
木の杭を庭先などで使うことでもシロアリが寄ってきやすくなります。家の周りでよく使われるものとして「造園杭」「垣根杭」「物干し杭」などがあげられます。
基礎の換気口を植木鉢等でふさいでいる
家の外壁に沿って植木鉢や棚、収納BOXなどを置いていませんか?物を置く場合には基礎の換気口がないかチェックしましょう。基礎の換気口を塞いでしまうと、床下の換気がされにくくなるため、湿気がたまりやすくなることがあります。
雨が降った後、長い間水たまりができている
水はけが悪く、長い間水たまりが残っている場合、家の床下も湿気が高いことが多くあります。床下の湿気が高いことでシロアリが基礎のひび割れや蟻道を通って床下へ侵入する場合があります。
過去に雨漏りや水漏れがあった
雨漏りや水漏れがあった箇所は木材が濡れ、湿った状態になります。暗く、ジメジメした環境を求めてシロアリがやってきます。
浴室の湿気がすごく、結露やカビが発生する
最近ではユニットバスが主流となっていますが、築30年以上の住宅では「在来工法」の浴室が多く、湿気がこもりやすい傾向にあります。
玄関や勝手口の水洗いを頻繁に行う
玄関や勝手口の水洗いをすると、框と呼ばれる玄関の段差部分の木材が濡れます。框はシロアリの被害が多い部分でもあり、水洗いを頻繁にすることで框が湿るためシロアリの被害を受けやすくなります。
シロアリの被害箇所の特徴は?
シロアリ被害と腐朽と呼ばれる木材の腐れは似ている部分があります。見分けることが難しい場合もありますが、もしお住まいで心配な箇所があれば参考にしてください。
木の中心部がスカスカ
シロアリの被害の場合は表面はきれいなことがほとんどです。それはシロアリが光や乾燥を苦手としているため、表面に出てこないからです。プロの床下点検時には打診を行い、空洞音がしないかチェックしています。心配な箇所がある場合は、表面が綺麗であっても打診をしてみることが大切です。
被害部に土が混じる
シロアリの被害の場合、被害箇所に土が混じる場合があります。全てのシロアリの被害で土が混じるとは言いきれませんが、被害箇所に土が付着していたらシロアリがいると判断できます。
まとめ
今回はシロアリの好む環境と、シロアリ被害に遭いやすい家の特徴、シロアリの被害箇所の特徴をご紹介しました。近年ではベタ基礎も増えてきており、昔ほど地面からの湿気の影響を受けにくい住宅になってきていますが、ベタ基礎であればシロアリ被害を全く受けないとは言えません。家屋の建っている土地の特性や家屋の状況によってはシロアリの対策が必要となります。住宅価値を保つためにも、メンテナンスの一環としてプロへ床下点検を依頼しましょう!
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